おはようございます。ごきげんいかがですか?
昨日は第五週目の木曜日ということで、月例のイベントもありませんでしたので、久しぶりにプライベートを満喫しました。
自主練もそこそこ時間がとれ、バッハの平均律クラヴィーアとショパンのエチュードのおさらいをしたのです。
先日の高円寺の歌会の時、ある参加者の方から「何のために平均律クラヴィーアを勉強するの?」と尋ねられました。
その答えは一言では難しいものがあります。まあそれでも答えるとするならばワタシの『ライフワーク』と言えるのでしょうか?
バッハのような多声部で成る音楽は演奏するのに別の難しさがあります。若い頃はその難しさが一体なんなのかさっぱりわかりませんでした。
結論を言いますと、それぞれの声部を演奏者がしっかり聞き分けてあたかもそれぞれの声部を受け持つ人が歌っているように演奏しなければならないということです。
もっとザツに言い換えれば、聖徳太子みたいにそれぞれの言い分(歌)をしっかり聞き分けなさいということでしょうかね(笑)?
ホントに難しいのですが、それが勉強するにつれて徐々に出来るようになると、実に楽しいのです。
驚くべきことに、ショパンは弟子に告げた証言の中で「私は毎日平均律クラヴィーアを弾いています。すべて暗譜して決して忘れることがありません。」と述べています。
ホントに驚きですよ!平均律クラヴィーア全96曲をすべて暗記し、忘れることが出来ないというのですから。
かねてからワタシはこれが出来るまではいっぱしのピアニストとは言えないゾと肝に銘じてきました。・・・・だからまだワタシはいっぱしのピアニストではありません(苦笑)。
そして平均律クラヴィーアを攻略すれば、ショパンのホントウの本質に近づけるのではないかとも思っているのです。最近はそれが少しわかったような気がします。
実はショパンの音楽の魅力はポリフォニーにあります。あの宝石のような美しさはポリフォニーが紡ぎだすそれぞれのメロディーの絡み合いの中にたくさん含まれているのです。
だからワタシはショパンとバッハは密接な関わりがあると思っています。
プレリュードもショパンはバッハの平均律クラヴィーアを意識して作られました。
ところで、この限られた雀の涙ほどの自主練の時間で如何に効率良く学べるかを考えた時に、月ごとに課題を予め示しておき、その月にチャンスが訪れた自主練時間ではあまり欲張らないで決められた課題をこなせばいいんだと、要領がつかめてきました。
今は6月ですので平均律クラヴィーアは第一巻の24番h-moll、ショパンはエチュード作品10と25のそれぞれ6番を練習しました。
エチュードも、特に作品25の6番は重音のトリルで、こんなの一生弾けないとずっと思ってきましたが、今はなんだかいつの間にか弾けるようになっています。
いずれはそれぞれの曲、暗譜してまた演奏会等でみなさまにお披露目したいものです。
それでは今日も良い一日をお過ごし下さい。
<お知らせ>

昨日は第五週目の木曜日ということで、月例のイベントもありませんでしたので、久しぶりにプライベートを満喫しました。
自主練もそこそこ時間がとれ、バッハの平均律クラヴィーアとショパンのエチュードのおさらいをしたのです。
先日の高円寺の歌会の時、ある参加者の方から「何のために平均律クラヴィーアを勉強するの?」と尋ねられました。
その答えは一言では難しいものがあります。まあそれでも答えるとするならばワタシの『ライフワーク』と言えるのでしょうか?
バッハのような多声部で成る音楽は演奏するのに別の難しさがあります。若い頃はその難しさが一体なんなのかさっぱりわかりませんでした。
結論を言いますと、それぞれの声部を演奏者がしっかり聞き分けてあたかもそれぞれの声部を受け持つ人が歌っているように演奏しなければならないということです。
もっとザツに言い換えれば、聖徳太子みたいにそれぞれの言い分(歌)をしっかり聞き分けなさいということでしょうかね(笑)?
ホントに難しいのですが、それが勉強するにつれて徐々に出来るようになると、実に楽しいのです。
驚くべきことに、ショパンは弟子に告げた証言の中で「私は毎日平均律クラヴィーアを弾いています。すべて暗譜して決して忘れることがありません。」と述べています。
ホントに驚きですよ!平均律クラヴィーア全96曲をすべて暗記し、忘れることが出来ないというのですから。
かねてからワタシはこれが出来るまではいっぱしのピアニストとは言えないゾと肝に銘じてきました。・・・・だからまだワタシはいっぱしのピアニストではありません(苦笑)。
そして平均律クラヴィーアを攻略すれば、ショパンのホントウの本質に近づけるのではないかとも思っているのです。最近はそれが少しわかったような気がします。
実はショパンの音楽の魅力はポリフォニーにあります。あの宝石のような美しさはポリフォニーが紡ぎだすそれぞれのメロディーの絡み合いの中にたくさん含まれているのです。
だからワタシはショパンとバッハは密接な関わりがあると思っています。
プレリュードもショパンはバッハの平均律クラヴィーアを意識して作られました。
ところで、この限られた雀の涙ほどの自主練の時間で如何に効率良く学べるかを考えた時に、月ごとに課題を予め示しておき、その月にチャンスが訪れた自主練時間ではあまり欲張らないで決められた課題をこなせばいいんだと、要領がつかめてきました。
今は6月ですので平均律クラヴィーアは第一巻の24番h-moll、ショパンはエチュード作品10と25のそれぞれ6番を練習しました。
エチュードも、特に作品25の6番は重音のトリルで、こんなの一生弾けないとずっと思ってきましたが、今はなんだかいつの間にか弾けるようになっています。
いずれはそれぞれの曲、暗譜してまた演奏会等でみなさまにお披露目したいものです。
それでは今日も良い一日をお過ごし下さい。
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